PFOS/PFOAって何?今こそ“水の安心”を考えるとき

最近ニュースで耳にする「PFOS」「PFOA」。
“永遠の化学物質”とも呼ばれるこれらの汚染物質が、水道水や井戸水から検出されるケースが全国で増えています。
釘松浄水場(所在地:宮崎県小林市野尻町三ケ野山)に関連して、付随する井戸・水道水源から、非常に懸念される有機フッ素化合物(PFOS/PFOA)国が定める指針値を超える濃度の測定結果が発表されました。
のちに県が本格調査を実施。調査範囲として、当該水源から概ね半径500 m圏内の地下水(井戸)・水源付近の河川水を採取しました。宮崎県 портал
検査結果:井戸の一つ、東側に位置する井戸から「200 ng/L(ナノグラム/リットル)」という高濃度が検出されました(PFOS+PFOA合算値)
見えない水のリスクから家族を守るために、今できることがあります。
🧪 1. PFOS/PFOAとは?

| PFOS/PFOAとは? | ||
| 項目 | PFOS (ペルフルオロオクタンスルホン酸) | PFOA (ペルフルオロオクタン酸) |
| 用途 | 消火剤、撥水剤、半導体洗浄剤など | フライパンのテフロン加工、防汚繊維、カーペットコーティングなど |
| 特徴 | 水・油・熱に非常に強い | 分解されにくく環境中で長期間残留 |
| 汚染経路 | 工場排水・航空自衛隊基地・空港などでの消火訓練用泡剤 → 地下水へ浸透 → 河川・井戸水汚染 → 水道水や農地へ拡散 | |
PFAS(ピーファス)は、水や油に強く、分解されにくい人工化学物質で、フライパンや防水スプレー、消火剤などに使用されています。
💧 2. なぜ問題なの?
PFASは、一度、人や動物の体内に摂取されると排泄しにくく、何十年も残り続け体内に蓄積されることから、その残留が健康を害することから近年問題になっています。
肝臓やホルモン、免疫系への影響が指摘されており、一部では発がんリスクも報告されています。
☣️ 主な健康リスク(国内外の研究より)
肝機能障害
甲状腺ホルモンへの影響
免疫力の低下
発がん性(腎臓がん・精巣がん)との関連指摘
胎児や乳児の発育への悪影響
🧭 3. 日本の対応状況
2010年:PFOSの製造・輸入が原則禁止(ストックホルム条約に基づく)
2021年:PFOAも追加で製造・使用が禁止
2023年以降:全国の都道府県で水道水・地下水モニタリング調査が進行
2024年:環境省がPFAS全国調査を実施、複数県で基準超え(東京・沖縄・大阪・宮崎など)
🩸 4. 人体への取り込み経路
飲み水(井戸水・水道水)
食品(魚介類・野菜・肉)
空気や粉じん
母乳・胎盤経由
PFOS/PFOAは脂肪組織ではなく血液や肝臓に結合しやすく、
体内半減期は約3〜8年と非常に長いです。
欧米では、血中濃度と健康被害の関係が複数報告されており、特にアメリカ環境保護庁(EPA)は2022年に、飲料水中の許容濃度を極めて厳しく設定(PFOS:0.02 ng/L、PFOA:0.004 ng/L)しました。※日本の指針値は「合計50 ng/L以下」。
これらは、「永遠の化学物質(Forever Chemicals)」と呼ばれるほど、「水」「土壌」「空気」を介して広範囲に拡散され自然界でほとんど分解されません。
飲み水や料理で少しずつ体内に入っていくため、水質を見直すことが健康を守る第一歩と言われています。
🏠 5. “水の安全対策”と除去方法
PFOS/PFOAは通常の浄水処理では除去が難しいため、以下の方法が有効です。
| 方 法 | 効 果 |
| 活性炭吸着(粒状活性炭フィルター) | 高い除去率(90%以上) |
| 逆浸透膜(RO膜) | ほぼ完全に除去可能 |
| 水源の切り替え | 根本的な汚染拡大防止策 |
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